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安田 亮

グループ通算制度と非上場株式の評価明細書

おはようございます!代表の安田です。


グループ通算制度における非上場株式評価の記載方法について解説します。本記事では、国税庁の最新の質疑応答事例(No.3830)を参考に、具体的な記載例と注意点をご紹介します。


評価明細書の記載概要

非上場株式を類似業種比準方式で評価する場合、評価明細書の「第4表 類似業種比準価額等の計算明細書」において以下の記載が求められます。


繰越欠損金の当期控除額の扱い

繰越欠損金の当期控除額(別表四「44①」・別表七(一)「4の計」)から、通算グループ内の他社の非特定欠損金額を区分する必要があります。

第4表⑪欄には、法人税の課税所得金額を記載します。

第4表⑮欄には、損金算入された繰越欠損金控除額を記載します。


区分が困難な場合の代替措置 区分が困難な場合には、以下の方法が認められます:


第4表⑪欄に評価会社の所得金額(別表四「52①」)と通算対象欠損金額の損金算入額(別表四「41①」)の合計額を記載。

第4表⑮欄には、繰越欠損金の当期控除額を一括して記載。


記載例と留意点

「非特定欠損金額」の損金算入額を正確に把握し、別表四および別表七の該当欄と整合性を取ることが重要です。

国税庁の質疑応答事例を参考に、具体的な記載例を確認しながら正確な記載を行なう必要があります。


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